アルバムに至る話。

久しぶりの長文です。

MADBEAVERSとして、EBIちゃんラストのライブから、一年と半年くらい経ちました。

僕としては2019年12月に、freemanの定期公演を終え

その後、自分がステージに立つイメージができなくなってきて、

意識的にバンドの事を考えるのを避けてました。

要するに現実逃避です…(^^;)

自分が思っている以上に、心の穴は大きかった。

しばらく人前で演奏する事はなく

去年(2020年)の11月にfreemanとして、

いわきclub sonicでの演奏をと、お誘いがあり。

生ガット一本で演奏してみようと、

そのためのアレンジと練習を10月くらいから始め、

その頃から朧げながら、これからのバンドに対するイメージが浮かんできて。

いわきに向かう道中でJOEに電話をして

「これからのMADBEAVERSは、俺とJOEの二人でやろう、

作曲始めるから、来春を目指して、再始動しよう」

と話し。

その時に、なんとなくなんだけど、

「サポートベーシストには

テラチンさんが良いんじゃないかなと思ってて、

とにかく曲ができたら、また話そう」

と、JOEに言い、電話を切りました。

12月から作曲を始め、今年の1月いっぱいまでの約二ヶ月間で、9曲を書き下ろし

テラチンさんにレコーディングのお願いをすると

気持ちよく引き受けてくれて、

無事レコーディングを終えることができ、現在に至ります。

今回の作曲は持ちネタというか、元々ある曲ネタは使わないで

「今」の自分から出てくる音や言葉の書き下ろしにこだわりました。

約二年近く、作曲をサボっていたので

どうなることかと思いましたが…(。。;

とっても集中できた作曲期間でした。

もし、EBIちゃんが抜けたあとすぐにバンドを再開しようとしてたら、

(実際そうしようと思ってた時もありましたが)

今までのやり方や在り方に固執していたと思うし、

ヴィジョンが曖昧なまま、穴を埋めようと躍起になり、実状との解離で煮詰まり

納得できる活動ができなかったと思います。

だからこれまでの経緯というか、

気持ちが停滞した時期があって、

そこから、もう一度やってみようと思い直し

頓挫しかけた、バンドへの思いを

新しい曲を生む事で、光が見え、

行き着いた先は「最高の自信作」になりました。

作曲に向かう前の気構えとしては、

「今まで以上に強く、輪郭のハッキリした曲」

をイメージしつつ作曲に入りました。

今回の作品は「混沌からの復活」がテーマになってます。

アルバムタイトル「Golgotha」と曲タイトル「ゴルゴタ」の表記が違う理由は、

アルバム全体としてのタイトルという意味でローマ字表記に、

曲単体のタイトルとしてカタカナで区別しました。

もうひとつのテーマとして、

深見 真さんの小説「ゴルゴタ」にとても影響を受けてます。

小説の冒頭に、ゴーギャンの絵画

『我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこへ行くのか』

を取り上げていて

その冒頭から、この物語の世界に引き込まれ、

自分なりの「Golgotha」をテーマに、曲を、詞を描いてみようと思いました。

アルバムの9曲目に「旅に出よう」と歌っているのですが

これが「今の自分がいちばん言いたかった事」だったんだなと

レコーディングを終えて、思い至ってます。

ギターを奏でる意味を、理由を、心の奥で思ってる事を表現するのは、

総じて、音楽の旅と自己の「進化と修行」のためだと、今では確信してます。

今までのMADBEAVERSは「ライブのためのマテリアル」として

新しい曲を作ってきました。

でも今回の9曲は、今までとは少し「感覚や感情」が違っていて、

MADBEAVERSが進化する為の曲

「進曲」

だと思ってます。

この進化の9曲を、

MADBEAVERSとの「再会」を待っててくれたみんなに

噛み締めるように、聴いてもらいたいです。

聴きまくって!ガンガン乗りまくって!

(先ずは一人でね、苦笑)

そしてじっくりと、歌詞を追いつつ聴いてほしいです。

そこからまた「新しいライブ」という空間で…

みんなの前で「進曲」を披露できる日を

とても楽しみにしてます。

ここまで読んでくれてありがとう。

まだまだ転がり続けるぜ!

Rock’n Roll !!!!!!!!!

MADBEAVERS / Kiyoshi