リレコーディング後記

今回20年前に作った作品を録音し直すにあたり
先ずは当時の拙い自分を録り治したいという思いがありました。
と同時に、昔の拙い自分(特に歌)を聞き返すのが嫌で嫌で
なかなか選曲に着手できずにいました。

アレンジも含め、最初は当時の再現というか
「キーボードアレンジを大胆に取り入れて」と考えてました。
それはMADBEAVERSとの差別化、違いを出すという事に執着して
もちろん落ち着いて考えればMADBEAVERSとは曲の成り立ちが違うのだから
そんな事気にしなくて良いのですが
作品作りとなると重箱の隅をつつきまくりたくなるので
神経質になってたと思います。

しかし、キーボード導入の件も含めコンセプトを練り直す機会があって
キーボードアレンジという発想は見方を変えれば当時の再現というか
影を追うような逃げの発想だと気付き

ここは自分だけで
ドラム以外は自分のギターと歌だけで
当時の曲をやる事に意味があるのではないかと考えるようになりました。
そしてドラムはやはり、一番信頼できるジョーに
あとは、いま一番信頼しているレコーディングエンジニアの松金氏と
二人での作業に没頭していきました。
今の自分が理想のサウンドを求める上で松金氏の存在はとても重要です。

そして完成した7曲の「REBONE」
ファンからの声に耳を傾けつつ、今の自分だからという思いで選曲しました。
(”頭が病んでる?”だけはhideがこの曲好きだったので無言のリクエストという事で)

最後の曲はファンからのリクエストが多く
それ、ソロ曲じゃねーじゃん
と思いながらも
アコギ一発(これも今の自分ならでは)
これ、freemanじゃん
というツッコミは敢えて無しで

今の自分だからできる、今の自分しかできない作品になりました。

REBONEを作れた事で昔の自分の曲も
20年分の進化も含めて(進化は当たり前なんだけど…)
ちゃんと目の当たりにでき、そのうえで
「自分はまだまだ現在進行形の音楽家」
というのも確認できました。

昔からのファンのみんなも
今の僕を応援してくれてるファンのみんなにも
楽しんで聞いてもらえると思います。

REBONE可愛がってやって下さい。